指導方針

大教大附属池田、市立西宮GS、宝塚GSなどの国私立・公立の難関高校を目指すクラスです。英語と数学については、中学2年までは公立標準クラスとほぼ同じカリキュラムで進みますが、3年生以降は公立高校クラスと完全にクラスを分離し、難関高校の受験対策に入ります。また、中学2年から理科の授業も開始し、第1分野を中心に学習を進めていきます。 授業の内容や課題は、基本的に中学校の授業の補習や定期テスト対策ではなく、受験を見据えたものが中心となりますが、宝塚GSなどを志望する生徒については学校の内申点が重要となりますので、個別に対策をします。なお、難関高校クラスの生徒については、駿台ハイレベル模試の受験も必須となります。

カリキュラム

数学総論

公立高校クラスと同様、1、2年生の間は、先取りの学習を進めることに力を入れます。基本的には、2年生の終わりまでに、中学数学の全分野を終わらせ、3年生からは発展的な内容や受験を見据えた実践演習に入ります。特定の分野については、高校数学の内容も教えていきます。

◆中学1年生
まずは文字式の計算に慣れてもらいます。2年生で扱う「多項式」の基礎から「文字式の利用」「数量の表し方」「一次方程式の解き方」「不等式」「一次方程式の応用」「連立方程式の解き方」(理解度の高い生徒さんには「2次方程式」まで)も夏までに終わらせます。二学期からは「比例・反比例」と「一次関数」やその応用をマスターします。三学期は中学で習う図形問題の全知識を教えます。

◆中学2年生
「一次関数」の復習などをこなしつつ、2年生の夏以降は、「二次方程式」・「二次関数」に入ります。なお、「場合の数・確率」もこの学年で扱います。

◆中学3年生
難関高校の問題に対処するための実践演習を進めていきます。2次方程式の解と係数の関係、複雑な因数分解、確率、整数など高校数学の内容にも踏み込んだ内容をマスターすることが目標です。また、高校数学の要となる解答プロセスを論理的に書く練習も公立高校クラス以上に徹底します。

英語総論

1、2年生の間は、公立高校クラスの授業方針と同様、品詞の重要性や構文にしたがった読み方の重要性の理解を目標とします。3年生以降は、数学と同様、公立高校クラスと分離し、難関高校の受験対策に入ります。品詞や文法ルールに注意をはらった上での構文に従った精確な読みこそが、高校生以降に扱う複雑な英文を読解する力を身に着けるための道しるべであることを自覚させる授業、それが、清啓塾難関高校クラス英語科の目標です。

◆中学1年生
基本的な指導方針は、公立高校志望クラスと同じです。単語の覚え方、品詞の意味、スペルの法則性など、英語学習の骨格となる部分を身につけてもらいます。

◆中学2年生
単元別に文法を学び、高校範囲も含む文法事項を完璧にします。その後、長文読解・短文和訳・英作文の練習に入ります。構文に基づいた読解の基礎を盤石にし、構文に沿った直訳文、文法規則にきちんとしたがった英作文が書けるようになることが目標です。また、一文ごとの正確な理解に基づきながら、英語の発想に従った英文読解法を伝授し、正確な速読演習を行います。

◆中学3年生
公立志望クラスとは分離し、難関高校対策に絞った授業を展開します。単元別に文法を総復習し、高校範囲を含む文法事項をもう一度完璧にします。その後、長文読解・短文和訳・英作文の練習に入ります。構文に基づいた読解の基礎を完璧にし、構文に沿った直訳文、文法規則にきちんとしたがった英作文が書けるようになることが目標です。また、公立高校クラス以上に文章読解演習の比重を多くし、一文ごとの正確な理解に基づいた上で、英語の発想に従った英文読解法を伝授し、正確な速読演習を行います。夏期以降は難関高校の過去問を解きつつ、弱点部分の補強をしていきます。家庭学習用の参考書としては、『ビジュアル英文解釈パート1』を配布し、構文を意識した精読演習を行ってもらいます。